モンテッソーリ教育で長さの感覚を身に付けよう!「赤い棒 ミニサイズ」

モンテッソーリ教育で長さの感覚を身に付けよう!「赤い棒 ミニサイズ」

モンテッソーリ教育とは

モンテッソーリ教育は、イタリアの女性医学博士である、マリア・モンテッソーリによって開発された教育法です。

感覚教育・言語教育・算数教育・文化教育によって責任感と思いやりをもった自立的な人間、一生を通じて学び続ける姿勢をもった人間を育てることを目的とされた教育です。

赤い棒とは!?

一見、種も仕掛けもない木製の赤く塗られた長細い棒です。

最長で20cmの棒と最小で2cmの棒があり、長さは全部で10サイズ、各サイズ2本ずつの計20本が木製のケースにスッポリと入っています。

この赤い棒は、ミニサイズになりますが、これとは別に、長さ10cm~100cmのビッグサイズも販売されているようです。

しかし、この何の変哲もない”赤い棒”ですが、どういう訳か・・・2cm間隔で長くなっているではありませんか!?

とりあえず、ケースから取り出し、様々なサイズの棒を見比べ並べてみる事にしました。

何となく、長いものから並べたりしていると・・・早くも、この玩具の目的に気づいてしまいました。

なるほど!この棒はただの棒ではない!これは、2cmずつ違う棒を比較する事で、長さの感覚を身に付ける事が出来る玩具なんだ!と。

この赤い棒は、自由に遊ぶ事で、長さ・幅・高さの概念を視覚的に理解する事が出来るのです。

そして、暫時的に棒が長くなっている事で数学的な感覚を養う糸口にもなり、重さ・量などについても感覚的な理解を得る事が出来るという訳です。

つまり、この”赤い棒”は、モンテッソーリ教育でいう”感覚教育”という分野の感覚を養う教具になります。

それでは、この”赤い棒”を使って他にどんな遊び方が出来るのでしょうか?

遊び方

「赤い棒」についての遊び方の説明等は無い為、目的でいうと、2cmずつ違う棒を並べて視覚的に長さの感覚を掴む遊び方をするのが、この「赤い棒」の遊び方なのでしょう。

子供達にとっては、ただ長さが均等に違う赤い棒を並べるという感覚遊びをするだけでは少し物足りなくなるかもしれません。

しかし、それこそがこのモンテッソーリ教育の原点なのです。

子供達は、手に取るともっと他に面白い遊び方は出来ないだろうか〜?と何も無い所からこそ新しい遊び方を生み出そうとします。

「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」の存在がモンテッソーリ教育の前提となっています。

そういえば、この赤い棒は、初めて見た時には、長方形のケースの中にキレイに収まっていました。

長方形にする為には、大きい棒から又は小さい棒から階段の様に並べていき、今度は、先程とは反対に小さい棒から又は大きい棒から噛み合わせるように並べます。

そうすると、一つの長方形になります。

赤い棒2つは同じ長さでも、10サイズそれぞれサイズが違う棒がこの長方形のケースにキレイに収まる不思議!

子供達は「どうして?」という疑問を持つ事で試行錯誤しながら答えを出し考える力を育てていく事が出来るのです。

初めにケースに入っていたのだから、長さを確認しながら組み合わせていけば大人は簡単に長方形を作る事は出来るのかもしれませんが、子供達にとっては、これから見て触って考えて試す事で理解していこうという段階です。

子供達は、大人よりも考える時間が必要です。

単純且つシンプルな遊びにこそ新しい発見による最初の学びがある!そう気づかされると、いきなり、難しい学びをさせるのは無理難題というものです。

このシンプルな「赤い棒」で、もっと他に色んな遊び方が出来るのではないか?と子供達は創造力を掻き立てられる事でしょう。

まさに、自分で考え取り組むというのを教育のスタイルとしているモンテッソーリ教育に適した玩具です。

まとめ

この規則正しく並んでいる赤い棒をじっと眺めていると、何故かカニカマに見えてきて仕方がありません。

決して、食べる事は出来ませんが、色んな遊び方は間違いなく出来ると思います。

感覚というのは、私達にとってとても必要なものです。

人間は、何となく感覚で物事を理解しこなせてしまいます。

小さい頃から、色々な形を見て触って考えて養っていくのです。

特に、このモンテッソーリ教具の「赤い棒」は、自由に遊んでいるうちにお子様の考える力を駆使して感覚を養っていける玩具です。

ほとんどの人は、大体これくらいの長さだと視覚的に長さの感覚を理解しています。

例えば、ハードル走を飛び越える時や走り幅跳び等でも大体の長さが分かっているので多少の運動神経も必要にはなりますが、長さが分かっているのでこれくらいで飛べば乗り越える事が出来るのだと自ら想定しながら走る事が出来ます。

こういった視覚的感覚というのは、小さい頃からの遊びで自然と身についているのです。

この感覚を養うためには、小さい頃から色んな長さのものを身近で見て遊び感覚を掴むという事が必要になってきます。

子供の頃は、ベッドの上に乗って端まで行くと落ちてしまうから危ないんだという事を何度か落ちた経験から養っていたりします。

そういった経験も学ぶという意味では必要なのかもしれませんが、それでいうと、幼少期に安全で楽しく感覚を学ぶ事が出来る玩具とは、私達にとっては成長への近道のようなものです。

モンテッソーリの教具は、シンプルで手に馴染みやすい木製の玩具が基本です。

それはとても分かり易く、お子様に自由な遊び方を見つけて遊びながら感覚を養っていただけます。

更に、この「赤い棒 ミニサイズ」は把握できるサイズの棒なので、一目で長さが分かり、机の上など狭いスペースでも遊ぶ事が出来ます。

一人で黙々と遊べるので、お子様の手遊びとしてはとても最適なのではないでしょうか?

お子様の感覚教育としてモンテッソーリ教具「赤い棒」を是非プレゼントしてみてはいかがでしょうか?

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