4色ボールペン16本を徹底比較!オススメ3本
ライブ配信サービス「SHOWROOM」の社長、前田裕二さんの著書「メモの魔力」を読んでメモの大切さを知り、メモを取ることを習慣にした人も多く存在するのではないかと思います。
メモをする際の色分け方法が解説されている黒・赤・青・緑の4色。
沢山の会社から沢山の種類が販売されている4色が使えるボールペンの中から、より良いボールペンを発見する為、オモコレスタッフの中でも文房具にうるさい3人で16本のボールペンを比較し、なるべく偏りのない評価を目指しました。
使いやすい4色ボールペンを使って、多くのメモを残しましょう。
目次
- 1 比較基準
- 2 オススメ4色ボールペンのベスト3
- 3 オススメ4色ボールペン1位(37/45点)
- 4 オススメ4色ボールペン2位(35/45点)
- 5 オススメ4色ボールペン3位(32/45点)
- 6 その他の4色ボールペン13本レビュー(高評価順)
- 6.1 4位(31/45点)独自の色変え機構「LAMY 2000 4色ボールペン 401L」
- 6.2 4位(31/45点)高級感のあるモノトーンと重量感「サクラクレパス ボールサインプレミアム 4*1(フォーバイワン)」
- 6.3 5位(30/45点)握り心地が良い「ゼブラ クリップ-オン マルチ2000」
- 6.4 5位(30/45点)細かく書ける0.4mm「サクラクレパス ボールサイン 4*1(フォーバイワン)」
- 6.5 5位(30/45点)油性と水性の良いとこ取り「ゼブラ スラリ4C」
- 6.6 6位(29/45点)リリースボタンがある「ゼブラ クリップオンG 4C」
- 6.7 7位(28/45点)書き味が高評価「ぺんてる ビクーニャ 4色ボールペン」
- 6.8 8位(27/45点)消せる4色ボールペン「パイロット フリクションボール4」
- 6.9 8位(27/45点)ピンクの芯がある「セーラー万年筆 フェアライン51」
- 6.10 9位(26/45点)レバー形状がそれぞれ違う「トンボ リポータースマート 4色ボールペン」
- 6.11 10位(25/45点)バネ式クリップとブラインド色変え「トンボ リポーター 4色ボールペン」
- 6.12 11位(17/45点)フランス生まれのシンプルなデザイン「BiC 4色ボールペンプロ」
- 6.13 11位(17/45点)レトロな見た目「Wilson 4色ボールペン」
比較基準
下記3つの基準を5段階で評価して
- 1人が1つの基準で5点満点(3つで15点満点)
- 3人で合計45点満点
で採点しました。
書き味
なめらか、サラサラ、インクの出やかすれなどの、ペンの書き味を比較します。
握りやすさ
太さやすべりにくさ、疲れにくさなどを比較します。
色の変えやすさ
赤から黒など色の変えやすさを比較します。
オススメ4色ボールペンのベスト3
高評価な順に1位から3位まで、その下に他の13本それぞれの評価をご紹介します。
オススメ4色ボールペン1位(37/45点)
握りやすく書きやすい「パイロット ドクターグリップ 4+1」
持った瞬間にしっくりくるような程よい重さとグリップです。
全体的にバランスが良く、高得点でした。
「アクロインキ」は、当社の油性インキに比べ、約1/5のインキ粘度です。また、潤滑剤を配合し、ペン先でのボールの摩擦抵抗を低減することで回転がスムーズ になり、なめらかで濃い筆跡を実現しました。もちろん油性インキならではの優れた耐水性です。
ドクターグリップ4+1 | 筆記具 | ボールペン | 多機能ボールペン | 製品情報 | PILOT
アクロインクも良い書き心地で高評価です。
太さ | 0.7mm |
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インク | 油性インク(アクロインキ) |
重さ | 28.1g |
(13/15点)書き味
普通の油性ボールペンとは違う、なめらかな書き味です。
(13/15点)握りやすさ
手に馴染む握り心地と程よい重量も合わせて、持った瞬間に他のボールペンとは違う感触を感じます。
(11/15点)色の変えやすさ
レバーの軽さと形状により、スムーズに色を変更することができます。
オススメ4色ボールペン2位(35/45点)
サラサラな書き心地で色も変えやすい「ゼブラ サラサ4」
黒を出すレバーがクリップを兼ね、洗濯バサミのような仕組みの「バインダークリップ」です。
油性ボールペン特有のかすれなどに悩まされることのない、顔料ジェルインクでサラサラな書き心地です。
太さ | 0.5mm |
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インク | 顔料ジェルインク |
重さ | 16.9g |
(13/15点)書き味
名前の通りサラサラとしたなめらかな書き心地です。
(10/15点)握りやすさ
太めのグリップは好みが分かれます。
(12/15点)色の変えやすさ
レバーが軽く、引っ掛かりが少なめな形状は色の変えやすさに貢献しています。
オススメ4色ボールペン3位(32/45点)
なめらかな独自インクと逆流防止「三菱鉛筆 ジェットストリーム4」
各所で高評価なジェットストリームは、安定の高評価です。
低摩擦で速乾性に優れたインクがなめらかな書き心地を実現させます。
さらさらとした低粘度の新インクに対応するため、スプリングチップを内蔵。ペン先のボールを押さえることでインクの直流(ペン先からの漏れ出し)を防ぎました。また、ツインボール機構の搭載により、インクの逆流(ペン先方向へ逆らってインクが流れる事)も防いでいます。
ジェットストリーム 4色ボールペン | JETSTREAM 多色・多機能ペン | 油性ボールペン | ボールペン | 商品情報 | 三菱鉛筆株式会社
太さ | 0.7mm |
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インク | 油性インク |
重さ | 13.6g |
(13/15点)書き味
インクの出が良く滑らかです。
(10/15点)握りやすさ
もう少し重量があると良さそうです。
(9/15点)色の変えやすさ
軽く控えめな引っかかりです。
その他の4色ボールペン13本レビュー(高評価順)
ベスト3には入らなかった13本それぞれの評価を、評価の高い順からご紹介します。 主観ですので評価が低いものが悪い商品ではなく、人によってはこの中に一番良いものがあります。
4位(31/45点)独自の色変え機構「LAMY 2000 4色ボールペン 401L」
机(地面)と水平にペンを持った際に、上側に表示されている色によって、ノックした際に出てくる色が変化する「振り子式」という方法で色を変えます。
他にはない画期的な色の変更方法で使いやすいですが、その半面ノックの際の内部で金属が擦れるような音がして、気になる人も多いようです。
洗濯バサミのようなバインダークリップが採用されており、その仕組みを取り入れたのは、このLAMYが世界初のようです。
高級感のある優れたデザイン性の4色ボールペンは、メモ欲を高めてくれます。
1966年に登場した、ラミーのデザインプロダクト最初の製品です。バウハウスの影響を受けたデザイナー、ゲルト・アルフレッド・ミュラーの手による秀逸なデザインは、40年以上の時を経た現在でも決して色褪せることなく、ラミーデザインの原点を伝える永遠のロングセラーとなっています。
ラミー 2000 | ラミー・LAMY
4色ボールペンにしては値段が高いですが愛用者が多く、ジェットストリームの替芯を使用することで、書き味は+1になります。
スタッフUは、名入れをしたこのボールペンを愛用しています。
太さ | 0.5mm |
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インク | 油性インク |
重さ | 16g |
(10/15点)書き味
油性ボールペン特有の書きはじめのかすれなどがありますが、ジェットストリームの替芯を使用することで解消できます。
(10/15点)握りやすさ
程よい太さで木製のような印象を受けましたが、樹脂に細かい線が入っている、繊細なヘアライン処理がされています。
継ぎ目の段差などがなく、ペン先からノックまでなめらかです。
(11/15点)色の変えやすさ
独自の色変え機構は、他の4色ボールペンにも採用されてほしいと思うほど使いやすいと言う人もいれば、そうでもない人もいたりと、好みが分かれる部分です。
4位(31/45点)高級感のあるモノトーンと重量感「サクラクレパス ボールサインプレミアム 4*1(フォーバイワン)」
重量感があり、全身一色の黒とシルバーのラインナップは、いずれも高級感があります。
0.4mmの細さやインクによって、なめらかな書き味ではっきりと書くことができます。
他のボールペンの緑とはちがった特徴的な濃い色をしています。
色を変えるレバーの引っかかりが他の4色ボールペンより少ないので、少し変えにくいです。
太さ | 0.4mm |
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インク | 水性顔料ゲルインク |
重さ | 33.0g |
(12/15点)書き味
細さとゲルインクが相まって、インクの出が良く、書きやすいです。
(12/15点)握りやすさ
5つの面により、フィット感があり、握りやすいです。重めの重量も安定感を感じさせます。
(7/15点)色の変えやすさ
レバーの引っかかりが少ない為、空振りを起こしやすいです。
5位(30/45点)握り心地が良い「ゼブラ クリップ-オン マルチ2000」
重量や握りやすさから、快適な握り心地を感じるボールペンで、バインダークリップが採用されています。
シャーペンに使う消しゴムのフタが、回して開けるネジ式で無くしにくい反面、使用する頻度が高いと使いにくいかもしれません。
太さ | 0.7mm |
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インク | 油性インク |
重さ | 21.0g |
(9/15点)書き味
問題のない普通の書き味です。
(11/15点)握りやすさ
重量や太さ、質感で握りやすさを感じます。
(10/15点)色の変えやすさ
レバー自体に赤や青の色が付いているものが多い中、小さな丸で色が表現されている為、慣れると問題ないかもしれませんが、少しわかりにくいです。
5位(30/45点)細かく書ける0.4mm「サクラクレパス ボールサイン 4*1(フォーバイワン)」
0.4mmの細さやインクによって、なめらかな書き味ではっきりと書くことができます。
他のボールペンの緑とはちがった特徴的な濃い色をしています。
色を変えるレバーの引っかかりが他の4色ボールペンより少ないので、少し変えにくいです。
太さ | 0.4mm |
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インク | 水性顔料ゲルインク |
重さ | 23.0g |
(12/15点)書き味
インクの出が良く、細くなめらかでいてはっきりと濃く書くことができます。
(12/15点)握りやすさ
ボールサイン プレミアムよりは軽いですが、他の4色ボールペンと比べると少し重めで、重心が安定して持ちやすいです。
(6/15点)色の変えやすさ
レバーの引っかかりが少ない為、空振りを起こしやすいです。
5位(30/45点)油性と水性の良いとこ取り「ゼブラ スラリ4C」
バインダークリップが黒のレバーを兼ねています。
書き味の評価が高く、その他は全体的にバランスの良い4色ボールペンです。
太さ | 0.7mm |
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インク | エマルジョンインク(油性+ジェル) |
重さ | 13.2g |
(12/15点)書き味
油性のインクが混ざっている分、水っぽすぎない独自のエマルジョンインクが良い書き味を生み出しています。
(9/15点)握りやすさ
良くも悪くもなく、普通です。
(9/15点)色の変えやすさ
こちらも良くも悪くもなく、普通です。
6位(29/45点)リリースボタンがある「ゼブラ クリップオンG 4C」
珍しい機能として、出ている芯をしまう為のリリースボタンがバインダークリップの下に付いています。
サッと書いて胸ポケットにしまうような使い方が多い場合に、リリースボタンが役立ちそうです。
太さ | 0.7mm |
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インク | 油性インク |
重さ | 13.7g |
(9/15点)書き味
普通の油性ボールペンの為、その他の独自インクなどと比べると、書き味は普通です。
(10/15点)握りやすさ
太すぎず細すぎず、握りやすいです。
(10/15点)色の変えやすさ
ボタンの配置や形状なども問題ありません。
7位(28/45点)書き味が高評価「ぺんてる ビクーニャ 4色ボールペン」
オリジナルのビクーニャインキが書き味の良さに貢献していますが、少し色が変えにくいです。
太さ | 0.7mm |
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インク | ビクーニャインキ |
重さ | 23.0g |
(12/15点)書き味
低粘度のインキと潤滑剤によってなめらかな書き心地です。
(8/15点)握りやすさ
グリップの波加工が滑りにくくしている反面、摩擦が強く感じる場合もあります。
(8/15点)色の変えやすさ
色を変える黒と赤のレバーがクリップに近く、少し色が変えにくいです。
8位(27/45点)消せる4色ボールペン「パイロット フリクションボール4」
インクに色の消える温度が設定されていて、摩擦熱によって無色にすることができ、消した後にも上から書くことができます。
バインダークリップを採用しており、消しカスの出ないシャーペンや色えんぴつとして使用しても良さそうです。
太さ | 0.5mm |
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インク | フリクションインキ |
重さ | 15.6g |
(9/15点)書き味
サラサラとした書き心地です。
(10/15点)握りやすさ
程よい太さです。
(8/15点)色の変えやすさ
黒と赤のレバーがクリップに近く、少し変えにくいです。
8位(27/45点)ピンクの芯がある「セーラー万年筆 フェアライン51」
珍しいピンクの芯を備えています。ピンクが必要ない場合には、太さでケースのスペースを圧迫したり、色の切り替えの選択肢が増えたりと、使い勝手が悪いかもしれません。
太さ | 0.7mm |
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インク | 油性インク |
重さ | 19.6g |
(9/15点)書き味
普通の油性ボールペンの書き味です。
(8/15点)握りやすさ
ピンクがある分、太いので、好みが分かれそうです。
(10/15点)色の変えやすさ
ピンクが必要ない場合には、毎回変える度に邪魔かもしれません。
9位(26/45点)レバー形状がそれぞれ違う「トンボ リポータースマート 4色ボールペン」
インクやレバーの形など、独自の機構を備える為、一度リポーターシリーズに慣れると他には移れないような魅力があります。
太さ | 0.7mm |
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インク | 超低粘smartインク |
重さ | 16.0g |
(11/15点)書き味
低粘度のインクがサラサラと書きやすいです。
(8/15点)握りやすさ
グリップが少し硬めです。
(7/15点)色の変えやすさ
レバーの形が色毎に違い、慣れるとブラインドで変更できそうですが、バネが強いのか戻る勢いが良く、色を変える際に鳴る音が大きいです。
10位(25/45点)バネ式クリップとブラインド色変え「トンボ リポーター 4色ボールペン」
リポータースマートと比較するとインクで劣りますが、色変えの際に鳴る音が小さいのと、バネ式のクリップではリポータースマートより優れています。
太さ | 0.7mm |
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インク | 油性インク |
重さ | 14.0g |
(7/15点)書き味
色が薄く、通常の油性ボールペンの書き心地で、油性ボールペン特有のかすれなどがあります。
(8/15点)握りやすさ
普通です。
(10/15点)色の変えやすさ
リポータースマートと同様、レバーの形が色毎に違い、慣れるとブラインドで変更できそうです。
リポータースマートと比べると、色を変える際に鳴る音が小さいです。
11位(17/45点)フランス生まれのシンプルなデザイン「BiC 4色ボールペンプロ」
首に掛けたりメモと括っておけるような、紐を通す穴が付いています。
フランスで1970年に発売されて以来のベストセラーボールペンですが、新たに生産されている別の商品に比べると、劣る点が多いかもしれません。
太さ | 1.0mm |
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インク | 油性インク |
重さ | 12.0g |
(7/15点)書き味
通常の油性ボールペンの書き心地です。
(7/15点)握りやすさ
ラバーがなく、細めです。
(3/15点)色の変えやすさ
引っかかりが少なかったりクリップが近かったりと、変えにくいです。
11位(17/45点)レトロな見た目「Wilson 4色ボールペン」
太さ | 0.7mm |
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インク | 油性インク |
重さ | 20.0g |
レトロな見た目で、色のバリエーションもおしゃれでかわいいものが多いです。
見た目で選ぶならアリですが、機能的には新しい商品のほうが優れているようです。
(7/15点)書き味
色が出づらく、かすれができます。
(7/15点)握りやすさ
鉛筆のような8角形で、長く使うと疲れるかもしれません。
(3/15点)色の変えやすさ
色変更をするボタンは小さく、レバーの移動距離が長い為、色が変えづらいです。