簡単再現レシピ!むすびのむさし「俵むすび」
目次
箸が止まらない!洗脳おむすび
突然ですが皆さん、おむすびはお好きですか?そう、白米を握って作るあのおむすびです。
最近は食べていないという方でも幼少期に一度は食べた経験があるのではないでしょうか。
おむすびを販売するおむすび屋は全国各地に存在しますが、その中にひときわ存在感を放つおむすび屋があります。
それが むすびのむさし です。
むすびのむさしは広島県に店舗を構える和食チェーン店で、1958年に創業を開始してから現在もなお多くの人々によって愛されています。
むさしのおむすびはなぜ特別なのか。その答えは米のポテンシャルを最大限に引き出す絶妙な味付け、そして握り方にあります。
「俵むすび」は、その名の通り俵のような形状をした海苔巻きのおむすびで、むすびのむさしを象徴する人気メニューです。
お弁当で包装されている状態でも既に香ばしく、広島県民であればこの匂いを嗅ぐだけでお腹がグゥ〜と鳴るほど食欲を掻き立てます。
封を開けておむすびを観察してみると、お米が微かに色づいていることが分かります。
これがむさしの俵むすびの最大の特徴であり、人々の心を惹きつけて止まない理由のカギになっています。
口に運ぶとまずのりと醤油の香りがフワッと鼻を抜けます。それから口の中に優しい甘みとうまみがジワリと広がって、気がつくとお弁当が空になっている…
このおむすびを味わうと、もう他のおむすびでは満足出来なくなってしまいます。
そんなむさしのおむすびをお家で手軽に作りたい。
そんな願いに応えるためにオモコレは試行に試行を重ねました。
この記事ではご家庭でも簡単に再現することが可能な、むさしの俵むすびの作り方をご紹介したいと思います。
再現するに当たって工夫したポイントは以下の点です。
・味の素と塩を用いて米を炊き、米の持つ風味を活かしながらもおかず無しで食べられる程度にパンチのある味付けにした
・醤油を手につけてから握ることによって、一様ではなくポイントでむさしの俵むすびに特有の柔らかい醤油の風味が感じられるようにした
また、むさしの俵むすびには様々な具が詰められていますが、今回の再現では具無しの俵むすびを作りました。
材料
ご飯
米:1合
サラダ油:小さじ1/2
味の素:小さじ1/2
塩:小さじ1
醤油:小さじ4
味のり
※ビニール手袋があるとおむすびを握るときに米が手に付きにくくなります。衛生的にも良いので非常にオススメです。
今回、おむすびの米を炊くに当たって使用した炊飯器は、以前別の記事でご紹介した「タイガー マイコン炊飯ジャー JAI-R551-W」です。
作り方
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米を炊飯器の内釜に入れる
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洗米後、水を張る
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米を炊く前にサラダ油,味の素,塩を加え、軽くかき混ぜる
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炊飯する
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米が炊けたら、ほぐす
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米を手にとって握り、おむすびにする
米を手に取る前に醤油を手のひらに塗るようにして付ける。
熱いので火傷に注意し、時々手の上で浮かせるようにして米の熱を逃がしながら握る。
米が熱すぎる場合は手に取れる温度になるまで米を広い皿などに広げて少し冷ます。
ただし、熱いうちに握るとより美味しい。
米を握る時は、力を入れすぎないようにして米同士をくっつけるイメージで。 -
むすびの形を整え、仕上げに海苔を巻く
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完成
むさしの俵むすびに見られる醤油の付き方を再現することが出来ました。
本家と比較。
手前の俵むすびが本家のもので、奥が再現した俵むすびです。
いかがでしょうか。
のりの質感はどうしても差がありますが、ごはんのビジュアルはかなり近づけることができたのではないかと思います。
再現した俵むすびを食べてみると、醤油とのりが香り、米の持つ豊かな風味がしっかり引き出されていました。
ご飯の若干塩気が強めになっているので、もしこのレシピ通りにおむすびを作ってしょっぱいと感じた方は炊飯する前の塩の加減を調節してみてください。
おいしかったひと手間
米油
炊飯の前に加える油は、サラダ油の代わりに米油にするのも良いと思います。
醤油タレ
より本格的な味わいにしたいという方は、おむすびを握る際に付ける醤油に下記の調味料を加えてください。上品で奥深い味わいのタレになります。
昆布だし(顆粒タイプ):小さじ2
みりん:小さじ2
みりんを混ぜてタレを作る場合、耐熱容器に移して500Wの電子レンジで30秒程度加熱し、アルコールを飛ばしてください。
加熱直後は非常にタレが熱いので、米が炊き上がる前に余裕を持ってタレを用意しておくと良いでしょう。
焼きのりを醤油にくぐらせる
さらに、味のりの代わりに焼きのりを使う際は、おむすびを握る際に使う醤油にのりをくぐらせるとより本家に近い味わいになります。
醤油スプレー
手を汚したくないという場合は百均などで購入可能な醤油用のスプレーボトルを使用するのもオススメです。
むすびのむさし 俵むすび再現 まとめ
今回おむすびを再現するに当たり、幾度となくむさしのおむすびが作られる様子を観察し、大量のおむすびを食べることになりました。
再現したおむすびと本家のおむすびを食べ比べながら感じたのは、「本家のおむすびにはとても敵わない」ということでした。
本家のおむすびの優しい甘みと滲み出るようなうまみ、そして塩加減のバランスは、まるで高く積み上げられた石の塔のように精緻なものです。
完全に再現するには米はもちろん、のりや調味料もこだわりのものを用いる必要があるでしょう。
しかしながら、今回再現したおむすびは特殊な道具や素材が無くても簡単に作ることが可能です。
いつものおむすび作りにほんの少し手間を加えるだけで、食べる人みんなが笑顔に。
本家の俵むすびを食べたことがないという方も、白ご飯は味気が無くて食べるのが苦痛だという方も、このおむすびを食べれば虜になること間違い無しです。
ぜひこのレシピを参考にしておむすびを作り、そして可能であれば本家の俵むすびと食べ比べをしてみてください。
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