2人で協力してお題を表現!クイズボードゲーム「コンセプト」

コンセプトとは

27.5cm四方の大きめな箱。白いシンプルなデザインが素敵。

「コンセプト」は4人から12人まで遊べる、2人チームを作りながら遊ぶクイズゲームです。

コマを置いて、2人チームで特定のお題内容をうまく示していき、他のプレイヤーに当ててもらいます。

ゲームタイトルの「コンセプト」とは、日本語で「概念」を意味しています。

用意された単語、例えば「シャーロック・ホームズ」などの、お題の「コンセプト」をいかに表してヒントを繰り出していくか、それを当てるかを楽しむゲームです。

お題を担当しているチームだけ2人になればいいので、奇数人数でも問題なく遊べます。

たくさんのアイコンが並んでいる1つの大きなボードを囲んで、ああでもないこうでもないとなるコミュニケーションが楽しいゲームです。

セット内容

  • コンセプトカード:110枚
  • ゲームボード:1枚
  • ルールブック:1部
  • プレイヤーエイド(アイコン説明):2部
  • 収納カップ:1つ
  • 豆電球の勝利点トークン: 39枚(1点×27枚、2点×12枚)
  • プラスチックコマ:47個(「?」コマ1個、「!」コマ4個、キューブコマ42個)

緑色の「?」コマは、10個ある緑色のキューブコマと組み合わせてお題の「メインコンセプト」を表すために使います。

勝利点トークンは星のつまった豆電球で表されています。

遊び方

ゲームの流れは、まず参加者で最初に「お題」を担当する2人チームをじゃんけんで勝った人とその左隣の人、などの方法で決定します。

次に「コンセプトカード」を引いて、「初級」「中級」「上級」の9つのお題の中から好きなものを1つ選びます。

そのお題の「メインコンセプト」となるアイコンに緑の「?」マークコマを配置し、同じ色の緑キューブコマを使ってその補足となるアイコンを示します。

最初に示す一番のヒント。「男性」で「フィクション」?

置く順番や置く力強さなども、実際に対面で遊ぶボードゲームならではでヒントになっていきます。

少し考えたあとに「文学、文書」を表すアイコンに、「アイディア、思考」などを示しているアイコンにも。

他にヒントを表すコマとして、「!」マークコマは「サブコンセプト」を表すコマとして4色用意してあります。

同色のキューブコマと一緒に使って、緑の「?」よりかは重要さに劣る「お題」にまつわる説明(サブコンセプト)を示していきます。

他の参加者はそれを当てるために頭をひねり、思いついた時点で好きにどんどん回答をしていきます。

出題者の2人もその答えを聞きながら、「惜しい」かどうかだけ声でヒントを出しつつ臨機応変にコマの配置を変えてもいきます。

少し配置の変わったボード。この「お題」は何を指しているのか。

得点とゲームの終わり

「お題」を見事当てたプレイヤーは2個の豆電球、お題を当てられたチームのプレイヤーはうまく表現したということで1個の豆電球をゲットします。

これが勝利に結びつく勝利点です。

正解者がいなかったら回答者から1人出題者側に引き込んで再度ヒントを出していくルールもあります。

それでも当たらなかったら正解者なしで、次の2人組にうつり新しい「お題」を。

12枚ある2点分の豆電球がすべて尽きたらゲーム終了で、そのときにもっとも豆電球を持っているプレイヤーが勝利となります。

出題するときだけチームを組むので、当てるときは個人に豆電球がどんどん入っていく形になりますね。

今回は「シャーロック・ホームズ」でした。試しにやったら正解者なしでした……。

まとめ

このゲームは得点のシステムや勝敗よりも、「お題」を当てることを楽しむ方へ重点が置かれています。

なんでこのコマがここに置かれているの?と回答側が頭を悩ませたり、え!ここにコマ置くのは違うのでは!?とお題を表現するチーム側が互いのヒントの与え方が予想外であったりと、参加者が全員楽しみながら遊ぶことができます。

用意されているお題も大量にありますが、自分たちで考えてもいいのでいつまででも遊ぶことのできるボードゲームです。

特に度々見かける小説や映画作品などのタイトルのお題は、読んだり観たりしていない人にはまるでわからないかもしれません。

お題当てのゲームは、他にも透明カードに描かれたピクトグラムを組み合わせてヒントを出す「ピクテル」などがありますが、よりじっくり遊べるのはこちらの「コンセプト」。

2014年のフランス年間ゲーム大賞、同年ドイツ年間ボードゲーム大賞最終ノミネート作品にも選ばれている楽しさが保証されたお題ゲームです。

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