コンパクトで奥の深いボードゲーム!「海底探検(オインクゲームズ)」

コンパクトで奥の深いボードゲーム!「オインクゲームズ 海底探検

ワンランク上の卓上ゲーム

「海底探険」は、ハイセンスで秀逸なゲームデザインに定評があるオインクゲームス社が送り出す卓上ゲームです。青系の色で統一され、クールな仕様のアイテムとなっています。このゲームにおいてプレイヤーは貪欲な探検家となり、海底に秘められた財宝をより多く獲得することを目指します。共有されている空気が尽きるまでに無事に潜水艦に帰還することが出来るかどうかが、このゲームの重要なポイントとなっています。対象年齢は8歳以上で、プレイ人数は2〜6人。ゲームは全3ラウンドの構成となっており、合計プレイ時間は約30分となっています。

開封前


開封後


特殊ダイス×2,探検家コマ×6,遺跡チップ×48(Lv1~4,ブランクチップ),潜水艦ボード×1,空気マーカー×1,遊び方説明書が同梱されています。

特殊ダイス
1〜3の目で構成されています。

潜水艦ボードと空気マーカー
潜水艦ボードには白い点で空気残量が示されています。
ここに空気マーカーを置くことで空気が現在どこまで減っているのかが分かります。

探検家コマ
輪郭だけでコマの進行方向が分かるようになっています。
このゲームにおいてはコマの進行方向も重要です。

遺跡チップ
多角形で中心部に白い点が1つ以上打たれているものが遺跡チップです。
白い点の数は遺跡チップのレベルを示しています。
遺跡の奥へ進むほどチップのレベルが上がり、レベルが高いほど獲得できる財宝の価値が大きくなります。

遺跡チップ裏面
書かれている数字が財宝,つまり得点になります。
レベルの違いによる獲得ポイントの差は凄まじく、レベル4のチップに至ってはレベル1のチップの4倍以上の価値があります。

ブランクチップ
角がなく、丸い形状に十字の模様があるものがブランクチップです。
プレイヤーが遺跡チップを拾った場所に設置します。
コマがブランクチップに止まった場合は所持している遺跡チップを置くことも可能です。

遊び方

勝利条件

冒頭でも少し触れましたが、このゲームで勝利するには出来る限りレベルの高い遺跡チップを多く獲得し、空気がなくなるまでに潜水艦に帰還する必要があります。空気が0になったターンの終了時点で潜水艦へ帰還出来ていないプレイヤーはそのラウンド中に獲得した遺跡チップを失ってしまう(そのラウンドの得点が0になる)ということに注意してください。また、遺跡チップを1つも獲得せずに潜水艦に帰還するというのも意味の無い行為となります。

準備

自分の使用するコマを決めます。このときついでに、操作を行う順番も決めておきましょう。

潜水艦ボードに探検家コマを置き、空気マーカーを潜水艦ボードの25と書かれている点に置きます。
遺跡チップを裏向きにしてよく混ぜ、潜水艦からレベルの低い順に一列に並べます。これで準備は完了。

ゲームスタート

特殊ダイス2つを振ります。出た目の合計分、コマを進めます。
止まった場所の遺跡チップは拾うことが出来ます(拾わずにパスすることも可能)。拾った場合はそのチップの代わりにブランクチップを置きます。
拾った遺跡チップの裏面にある数字を見ることは、潜水艦に帰還するまで出来ません。
止まった場所がブランクチップだった場合、遺跡チップを代わりに置くことができます。
遺跡チップを取ることはゲームに勝利する上で必要不可欠ですが、遺跡チップを所持している状態では足が遅くなり、空気の減りも早くなります (詳しい説明は後述)。

また、コマを進めている途中に他のプレイヤーの探検家コマが止まっていた場合は、そのマスは数えずにコマを進めることが出来ます。

多く進めるので、少し得した気分ですね。
自分の番が回ってきたときに遺跡チップを持っていた場合、持っているチップの枚数分だけ空気を減らします。さらに、サイコロを振って出た目からもチップの枚数分だけ数を減らします。

ターンが進行するにつれて空気が急速に減っていくようになります。

遺跡チップを所持していた場合にダイスを振る例です。遺跡チップを2枚所持している状態でダイスの目が1と2だった場合、進めるマスの数は3-2=1となります。2枚遺跡チップを持つだけでもかなり足が遅くなります。
高レベルの遺跡チップを取得するには遺跡深部へ進まなければなりません。ところが、もし他のプレイヤーが遺跡の序盤で遺跡チップを大量に取得していれば、空気が急速に減り、遺跡深部から潜水艦への帰還は難しくなります。もし潜水艦へ帰還出来る可能性が全く無いと思ったら、敢えて遺跡チップを可能な限り多く取得して空気の減少を早くし、生還者を減らすというのも1つの有効な戦略であるといえます。
また、3の手順で説明した手持ちの遺跡チップを置くことは、空気を温存し、潜水艦に帰還するための足を早めるのに役立つというわけです。
引き返すときは、ダイスを振る前に宣言してからコマの向きを変えます。コマの向きは1ラウンド中に1度しか変えられません。


空気が0になったらそのラウンドは終了です。
潜水艦に帰還したプレイヤーは、所持している遺跡チップを裏返しにする(数字の面をオモテにする)ことでその得点の獲得が確定されます。獲得したチップはこれ以降のラウンドで潜水艦に帰還できなかったとしても失われることはありません。
帰還することが出来なかったプレイヤーは所持している遺跡チップを全て没収されることになります。このとき、帰還することができなかったプレイヤーは遺跡チップは、潜水艦から並べられている遺跡チップの最後尾に3枚ずつ重ねて置き、そのラウンド中は3枚セットで1つの遺跡チップとして扱います(チップを取る時も置く時も1つのチップとして扱います)。この得点は遺跡チップ3枚分の合計になります。

この後でブランクチップを抜いて隙間を詰めたら、次のラウンドを開始します。
ゲームを3ラウンド行い、獲得した財宝が最も多かったプレイヤーの勝利となります。

初心者の陥りがちな罠

このゲームを始めて間もない方はしばしば潜水艦に帰還することが出来なくなってしまいます。この原因を、1つのシーンを仮定してご紹介したいと思います。

今、ゲームの展開が4ターン目を迎えて次の画像のようになっていたとしましょう。


パッと見たところ、潜水艦に帰還するのはそう難しくないことのようにも見えます。

もし各プレイヤーの所持チップ数がこのまま変化しなかった場合、このゲームの行方はどうなるでしょうか。
ここで、一番手の青いコマのプレイヤーの視点で今後のゲーム展開について考えてみましょう。彼は現在、遺跡チップを3枚所持しています。この場合、ダイスの合計の最大値である6から所持チップ数の3を引いた3が最大進むことの可能なマス数ということになります。潜水艦に帰還するまで15マスありますので、これを3で割った5が潜水艦に帰還するために最低限必要なターン数となります。

ところが、現在全プレイヤーが所持しているチップの合計は8枚。空気残量を8で割ると2.25となり、一番手の彼は空気が0になる最終ターンを含めた3ターン操作することが可能です。もうお分かりでしょうか。そうです、彼はダイスで最大の値を出し続けたとしても、この状況で潜水艦に帰還することは不可能であり、詰みになっているのです(この状況では他のプレイヤーも同様に詰んでいます)。
ただし、これはあくまで各プレイヤーの所持チップ数が変わらなかった場合の話です。もしこの後でブランクチップのところに止まり、所持している遺跡チップを捨てることが出来れば、足が速くなり空気の減り方も緩やかになります。最後まで諦めずに潜水艦へ帰還する策を練りましょう。
ゲームに慣れないうちは誰も潜水艦に帰還することが出来ないまま空気が無くなってしまうということも珍しくありません。それが逆に面白かったりもします。
何度もプレイし、空気の減り方と帰還に必要なターン数を把握出来るようになりましょう。

魅力

ラウンドが進むに連れて盛り上がる

このゲームはラウンドが進むに連れて遺跡チップが抜かれていき、遺跡の奥へ進みやすくなります。これによって、ゲームの後半で逆転をすることも可能になっているのです。この点も非常に大きな魅力であると言えます。ゲームの世界観などのデザインを尊重しつつもゲーム性に妥協しないルール設定はいかにもオインクゲームス社といった感じです。

プレイヤーの性格が現れる

いかに空気の減り方を読み、コントロール出来るかがこのゲームの鍵となっています。早めに帰還して確実に点数を取るのか、あるいはリスクをとって一攫千金を狙うのか。あなたはどちらを選びますか?
自分の運と他のプレイヤーの動向を見極めながら、自分は潜水艦に帰還し、それでいて他のプレイヤーが帰還出来なくなるように遺跡チップの所持数を上手く調整していきましょう。

シンプルな操作

基本動作はダイスを振り、コマと空気マーカーを進め、チップを置く、もしくは拾うのみと非常にシンプル。片手でのプレイングも可能です。
普通の遊びに飽きたという方は、“敢えて”お行儀の悪いプレイを楽しんでみるのもいいかもしれません。パーティーでお菓子をつまみながら、カフェでコーヒーを飲みながら、といった具合に色々な楽しみ方を探してみてください。

コンパクトで遊ぶ場所を選ばない

何と言ってもこのゲームの魅力は、遊ぶのに必要なスペースが小さいことです。狭いお部屋でも、小さな机の上でも大丈夫。しかも小さな筆箱大の大きさに収納できるので、携帯して持ち運ぶことが出来ます。旅行の宿泊先での暇つぶしなどにいかがでしょうか。

オインクゲームズ 海底探検 まとめ

ちょっとした空き時間にも気軽に遊ぶことができるゲームデザインだと思います。ダイスがしばしばどこかへ飛んでいくので、もしそれを防ぎたい場合はケースの中でダイスを振るのがおすすめです。誰とでもプレイしやすいので、まだ顔見知りになって間もない人とコミュニケーションをとるのにも使えそうです。「一緒に海底探検しない?」と言いながらバッグの中からこのゲームを取り出し、家族やお友達を海底探検の旅へ誘いましょう。

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