2人用古代戦カードゲーム!「バトルライン」
バトルラインとは
「バトルライン」とは、古代戦を模したカードゲームです。
2人用の名作ゲームとも言われています。
1〜10の数字が書かれた6色の部隊カードを共有して、自分だけの隊列を作って勝利を目指します。
セット内容
- 部隊カード:60枚(1〜10の6色セット)
- 戦術カード:10枚
- フラッグ:9個
- 解説書:1枚
以下は開けたときの様子。
カードのビニールを剥げばすぐ遊べそうです。
しかし少しばかり箱が大きいような気もします。
持ち運ぶときはカードと赤いフラッグの駒が入るケースに移し替えてもよさそうです。
遊び方
初期配置
以下のように9つの赤いフラッグを1列に並べます。
これがゲームタイトルにもなっている、勝敗を決する「バトルライン」です。
プレイヤーは全部で60枚ある部隊カードをシャッフルし、それぞれ手札に7枚ずつ配ります。
残りの部隊カードと、10枚の戦術カードの山札をバトルラインの両脇に置けば初期配置は終了です。
勝利条件
- 連続したフラッグを3個とる
- 任意のフラッグを5個とる
バトルラインでは、このどちらかの条件を先に満たしたプレイヤーが勝利します。
ゲームの流れ
手番のプレイヤーは手札から1枚部隊カード、もしくは戦術カードを選んで出します。
部隊カードの場合は好きなフラッグの前に置いていきます。
戦術カードの場合は指定位置に置いて書いてある効果を発揮させます。
同じフラッグの前には部隊カードを3枚まで置くことができ、相手より強いフォーメーション(役)を作ってフラッグをとっていくのです。
手番の終わりにプレイヤーは、フラッグが確保できないか確認し、部隊カードか戦術カードの山札どちらかから1枚手札に引きます。
手札制限の7枚を超えなければ戦術カードはいくらでも引けますが、注意点としては「相手の使用戦術カードの枚数より多い枚数の戦術カードは使用できない」というルールがあります。
戦術カードを引きすぎても要らないものを場の外へ捨てるタイミングはないので、気をつけないと手札が戦術カードに圧迫されて出せるカードがない!となることもあります。
ゲームはどちらかが勝つまで、山札が尽きても続きます。
フォーメーション(役)
1〜10の数字が6色セットの部隊カードの揃え方です。
上にある方が強いフォーメーションとなります。
1.くさび形(ストレートフラッシュ)
2.方陣(スリーカード)
3.大隊(フラッシュ)
4.散兵(ストレート)
5.烏合の衆(役なし)
カードを出す順番は関係なく、同じフォーメーション同士なら数が大きい方がフラッグをとります。
同じ色・同じ数字のカードは存在しないところがみそで、「もうこちらのフォーメーションに適うものは出せない」と証明できればすべてのカードが置かれきっていなくてもフラッグを取ることができます。
たまにありますが、フォーメーションも数も同じ場合は引き分けとなります。
その場合、フラッグは最後にカードを配置した(あるいはすることになる)プレイヤーではない側のプレイヤーが手番になったときフラッグをとります。
勝利までの例
では試しにどのような盤面になるか簡単に見てみましょう。
例えば、単純化していますが、以下のように3つの隣り合ったフラッグをとることができれば勝利です。
左の列では3枚ずつ揃って2.方陣のフォーメーション勝負となっており、数の大きさで手前のプレイヤーがフラッグをとっています。
真ん中の列では1.くさび形のフォーメーション勝負の途中のようですが、向こう側のくさび形完成に必要な赤の9がすでに左手前に出ているので、勝負ありと手前側のプレイヤーがフラッグをとっていますね。
右の列では向こう側が1.くさび形を完成させており、一見こちら側の負けのようですが、ひとつ他の列とは異なるところがあります。
この「霧」の戦術カードが置かれている点です。
この戦術カードが出された列では、効果によりフォーメーションは無効化され単純な数の大きさ勝負になってしまいます。
そのため手前のプレイヤーがフラッグをとって、勝利をおさめました。
まとめ
最初は手持ちのカードからフォーメーションを揃えて置いてみようとするだけでサクサク進められます。
慣れたらあの色であの数字は自分が持っているから相手からは出ない、そう考えると……などと互いに戦略を巡らせてみるとこのゲームの奥深さが味わえます。
頭を回転させながらじっくり遊びたい2人へおすすめなゲームです。
また必須ではないですが、カードスタンドがあるとより遊びやすいです。