だしで作るおいしいおむすびベスト6
目次
レシピ完成の背景
以前、むすびのむさしの俵むすび,銀むすびを再現した記事を投稿しましたが、今回は番外編です。
むさしのおむすびを再現する上で重要なことの一つは、米の風味を最大限に活かしながらじわりと滲むようなうまみを米に付与することでした。
このため、様々なダシと一緒に米を炊いてはおむすびを作って味を評価し、本家の味に似た調味料の配合を探す必要がありました。
そこで今回は、本家と味が異なる(と判断された)ために本編で紹介出来なかった「だしバリエーションおむすび」をご紹介していきたいと思います。
だしバリエーションおむすび
作り方
作り方は全てのだしで共通です。俵むすびの場合はご飯を炊く前に調味料を加えてから炊飯し、炊き上がったら手に醤油をつけておむすびを握り、のりを巻いて完成です。
銀むすびの場合は醤油をつけずにおむすびを握り、黒ごまを振りかけたら完成です。
1位.あごだし
本家とは別路線ですが、最も人気が高かったのはあごだしを使用したおむすびでした。意外にもクセがなく柔らかい香り,そしてやさしい塩気が米と絶妙にマッチします。
<材料>
米一合に対し、
サラダ油小さじ1/2
あごだし小さじ2
<評価>
塩気もちょうど良くて食べやすいです。
2位.いりこだし
あごだしと同じく、非常に人気が高かったのがいりこだしです。あごだしよりもクセのある香り、そして若干強めの塩気がジャンキーな味わいです。また、だしの粉末が荒かったためか舌触りが独特なものになっています。
<材料>
米1合に対し、
サラダ油小さじ1/2
いりこだし小さじ2
<評価>
3位.こんぶだし
本家のおむすびを食べながら真っ先に疑われたのは、「こんぶだしを使っているのではないか」ということでした。実際に作ってみると本家の特徴であるマイルドな塩気,そしてうまみがありました。
ところが、再現したおむすびの香りはこんぶの主張が強く、本家のような澄んだ米の香りを再現するにはこんぶだしは向かないとだろうという結論になりました。そういうわけでこんぶだしは不採用となりましたが、こちらも間違いない美味しさです。
<材料>
米1合に対し、
サラダ油小さじ1/2
昆布だし小さじ2
<評価>
4位.かつお節だし
かつおぶしもこんぶと同じく、本家で使用されているのではないかと思われていただしでした。しかしおむすびを作ってみると、やはりだしの香りが強く、本家とは別物になりました。ただし、かつおぶしだしを使って俵むすびを作ると、醤油と相まって華やかな香りになります。味の深みもアップ!
<材料>
米1合に対し、
サラダ油:小さじ1/2
かつおぶしだし:小さじ2
<評価>
のりの味無しでも十分美味しいと思う。
5位.うどんだし
今回使用したうどんだしはいりこだしベースですが、食塩や砂糖,醤油などの調味料が含まれているので、しっかりと濃い味付けになりました。米の良さを活かす本家のおむすびとは真逆を行くおむすび。果たしてその味はいかに…
<材料>
米一合に対し、
サラダ油:小さじ1/2
うどんだし:小さじ2
<評価>
美味しいけど、確かに濃い。
むさしのおむすびとは比べられないね。
6位.椎茸&こんぶだし
いよいよだしバリエーションおむすびの紹介も最後となりました。最後のだしは椎茸とこんぶの合わせだしです。椎茸は炊き込みご飯などに使用されることがあるのでご飯との相性は良さそうなイメージがあります。実際におむすびを作ってみると、非常に優しいうまみがありましたが、パンチに欠け、椎茸特有の香りがかなり尾を引くので不採用になりました。具無しのご飯だとこのだしの良さを発揮させるのは難しいかもしれません。
<材料>
米一合に対し、
サラダ油:小さじ1/2
椎茸&こんぶだし:小さじ2
<評価>
米のとこだけだと物足りないような、、でも海苔のところを食べたら丁度いい感じ。
だしバリエーションおむすび まとめ
炊飯前にだしを加えるだけでご飯が違う表情を見せてくれます。週末に家族や友人、恋人にだしバリエーションおむすびを振舞って驚かせてみてはいかがでしょうか?また、おむすびを握る作業は料理が苦手な方でも取り組みやすいので、おむすび作りを手伝ってもらうのも良いと思います。
おためしあれ。